STORY
過少装飾というデザインコンセプトについて。
アクセサリーと出会ったのは15歳の頃でした。
きっかけは職場の先輩が身につけていたアクセサリーです。その魅力に惹かれ、社会人を2年間経験した後、高校へ進学。進路を考えていた時、「アクセサリーを作ってみたい。」という気持ちが芽生えました。
その後、名古屋のデザイン専門学校で彫金を学び、制作に没頭しました。
当時はロックバンドが好きだったこともあり、スカルなどをモチーフにした装飾性の高いアクセサリーを制作していました。ブランドへのインターンも経験しましたが、卒業後は就職せず、そのまま独立して制作を続けました。
しかし、制作を続ける中で、一つの疑問が生まれます。
「私は何歳まで、装飾の激しいアクセサリーを作り、身につけるのだろう。」
その思いは、あるアクセサリーブランドのイベントに参加した時にはっきりとしたものになりました。
「もっとシンプルで、日々の暮らしに自然と馴染むアクセサリーを作りたい。」
そう考えるようになったのです。
ちょうどその頃、専門学校時代の先生からギャラリーでの企画展に誘っていただきました。
「今しかない。」
そう思い、初めて真鍮を使ったシンプルなアクセサリーを制作し、企画展へ参加しました。
その時の手応えは、これまでとはまったく違うものでした。
これから自分は何を作り、何を届けていきたいのか。
改めて考え続ける中で、一つの言葉が浮かびました。
「デコラティブ(装飾的)」や「過剰装飾」があるなら、その反対の考え方があってもいい。」
そうして生まれたのが、UNO DAISAKUのデザインコンセプトである「過少装飾」です。
必要以上に飾り立てるのではなく、身につける人や日々の装いに静かに寄り添うこと。
今もその考えを大切に、一つひとつ制作を続けています。
「ともに、日々を重ねる。」というテーマを、刻印に込めて。
制作を始めた当初は、「シンプルなものは、誰が作っても、何でできていても、その役割を果たしていくもの。」と考えていました。
そのため、作品にはあえて何も刻印を入れていませんでした。
しかし、制作を続ける中で、長く身につけていただく装身具だからこそ、「誰が作ったのか。」「どんな素材でできているのか。」が分かることにも意味があると考えるようになりました。
そこで2018年頃から、ブランドロゴと素材を示す刻印を入れるようになりました。
そして2024年からは、新たに制作年も刻印しています。
いつ作られ、いつから身につけているのか。
年月を重ねることで、その装身具とともに過ごした時間や思い出も、少しずつ積み重なっていく。
制作年の刻印には、「ともに、日々を重ねる。」というテーマへの想いを込めています。
UNO DAISAKU
